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往々にして、人生は「今しかない」。
学生のうちにできることは学生のうちにしかできず、新人のうちにしかできないことは新人のうちにしかできない。超当たり前のことだが、今感じていることは今しか感じられないし、今しか出来ないということが言いたい。
もう9月。
4月から5ヶ月、新社会人としてやってきた。
それこそ学生の頃が恋しくなったことなど数え切れない。毎日がなんか大変で、覚えることもあって、気を揉んで、同期に一方的に劣等感を募らせて……いろいろ思ったし感じたし考えたなぁ、と思う。
今は学生の頃にもどりたいというよりは、「ずっと新人でいたい」と思う。今の体制に慣れ、今がずっと続けばいいとしがみつく感じ。「学生に戻りたい」よりは視点が進んだだけ成長したのかと思うけど、このままではいずれ痛い目に遭う。
それでも、私がいる環境は、優しくて優秀な先輩上司に恵まれ、誰かと比べられることもなく日々の仕事をこなせて、変則的ではあるもののちゃんと休みもあるという、なんとも理想的な状態である。考えすぎたり疲れたりしてたまに傷つくこともあるけど、基本的に満足しているし、考えれば考えるほどこの環境が貴重でありがたいものに思える。だからこそ、ずっとこのままでいたいという思いが消えない。
それじゃいけないんだよな。
私の使命は「はやく1人前になること」。
先輩の使命は「私をはやく1人前にすること」。
それを達成するためには、こんな精神で現在に甘んじていてはいけない。はやくこの状態を脱しなければならない。自立しなければいけない。
時が来れば、私はきっと自立する。
それができなきゃ仕事を辞めてるだろう。
そうなればこの甘えた精神も消える。それはなんとなくわかる。……とはいえ、この充実感と多幸感を記録せずに消すのはあまりにも感情がもったいない気がするので、今ここで書き残す。今日はそういう日記だ。
直属の先輩はめちゃくちゃ有能な人だ。
信じられない量の仕事を(山ほど残業しながら)こなすだけでなく、人の名前と顔と肩書きをしっかり記憶する社交性に優れている。個人的には、遠目で見ただけで「さっきそこに〇〇(偉い人)が座っていたね。あの部署の近くにいるってことは、あの会議の打ち合わせかな」と持ち前の情報量で推測し納得できる能力が特に素晴らしいと思う。ただ勤続年数を重ねただけでは手に入らない能力だ。
そんな先輩に教わっているのは誇りでもあり、プレッシャーでもある。働き始めた当初は「先輩に呆れられていないだろうか…」とネガティブになったりもしたが、今はそんなことより先輩からあと何を吸収できるかが気になるところ。
私はそんな先輩が大好きなので、来年たぶん先輩は異動になるだろうなという予想には胸を潰す。年数的に異動が妥当ということは、理屈ではわかっていても、信じたくない気持ちがある。あと半年で私は何を学べるだろう。先輩にイチから聞くだけでなく、自分でも勉強した上で色々と聞かなければと思うのであった(思うだけじゃなくてちゃんと勉強しろよ)。
あと先輩の何より好きなところは、どんなに忙しくても、質問すると必ず手を止めて話を聞いてくれるところだ。「ちょっと待って」と言われた記憶が無い。これはとても…本当に素晴らしいこと。自分の仕事の思考が中断されるのはなかなかのストレスなはずなのに、それをおくびにも出さない。この点は感謝してもしきれない。面と向かっては言えないけど…。
これはもう1人の先輩も同じだ。「質問いいですか」と尋ねると必ず快諾してくれる。意識してそうやっているのか、本来の性質なのかはわからないけど、質問しやすい環境を作ってくれるのは本当にありがたい。
いい職場だな。
先日、課長との面談があった。
10月から本採用となるにあたり、4月から今までの働きへのフィードバックを聞いた。どんな評価がきても受け止められるよう緊張して向かったが、意外と高評価を頂いて驚いた。
・コミュニケーション能力がある
学生生活と違い、異年齢の人と関わることが多い仕事なのに、臆していない。大人と渡り合っている。
課長いわく、これはボーイスカウトで場数を踏んでいたからではないかと。まず自分のことはコミュ障人見知りまっしぐらだと思って疑わないので、ビジネスシーンではそういう評価をいただけるのかと純粋に驚いた。たしかに仕事上なら、大人と喋るのも苦じゃない。ボーイスカウトで場数を踏んできたからという推論も、あながち間違いじゃないのかなと思う。アルバイトの経験も少なからずある気はする。ボーイスカウトをやっていて良かったと、割と初めて思ったね。
・よくやってくれている
総合評価が60点あれば普通というところを、68点の評価をつけていただいた。高い方らしい。同期に劣等感を抱き続けて「自分は同期の中でも劣った方にちがいない…」というネガティブに陥りがちな私にとって、この評価は青天の霹靂。自己肯定感が上がったどころではない。いっそう精進しようと思ったし、生き続けて良かったと思った。
仕事内容に関しても、人間関係に関しても、初めての配属がこの部署で良かったなぁ。
・報連相ができている
これも褒められた点。これは割と意識してやっている。些細なことでも「ご承知おきください〜」と報告していた。これからも続けよう。
・たまに若者言葉がでる
窓口や電話対応は基本的にOKだが、言葉遣いにさらに気をつけられれば…ということらしい。まぁたしかに、顔を知っている相手にはくだけた調子で話がちだ。仕事中であることを意識して背筋を伸ばそう。
・ミスが多い
これが私の最大の短所。確認をしないゆえのミスが多すぎる。4月から今までのミスの一覧を作ってみようと思って書きだしたら思いつくだけでノート1ページ埋まった。さらに細かく書いたら1時間くらい書き続けられそう。
確認を習慣化する。
そして確認が当たり前になる。これが後期の課題だな。
途中からフィードバックのメモになったが、今の私はこんな感じである。
甘えた気持ちはここに残して、明日も元気に「よりよき社会人」を目指していこう。
おやすみ。
学生のうちにできることは学生のうちにしかできず、新人のうちにしかできないことは新人のうちにしかできない。超当たり前のことだが、今感じていることは今しか感じられないし、今しか出来ないということが言いたい。
もう9月。
4月から5ヶ月、新社会人としてやってきた。
それこそ学生の頃が恋しくなったことなど数え切れない。毎日がなんか大変で、覚えることもあって、気を揉んで、同期に一方的に劣等感を募らせて……いろいろ思ったし感じたし考えたなぁ、と思う。
今は学生の頃にもどりたいというよりは、「ずっと新人でいたい」と思う。今の体制に慣れ、今がずっと続けばいいとしがみつく感じ。「学生に戻りたい」よりは視点が進んだだけ成長したのかと思うけど、このままではいずれ痛い目に遭う。
それでも、私がいる環境は、優しくて優秀な先輩上司に恵まれ、誰かと比べられることもなく日々の仕事をこなせて、変則的ではあるもののちゃんと休みもあるという、なんとも理想的な状態である。考えすぎたり疲れたりしてたまに傷つくこともあるけど、基本的に満足しているし、考えれば考えるほどこの環境が貴重でありがたいものに思える。だからこそ、ずっとこのままでいたいという思いが消えない。
それじゃいけないんだよな。
私の使命は「はやく1人前になること」。
先輩の使命は「私をはやく1人前にすること」。
それを達成するためには、こんな精神で現在に甘んじていてはいけない。はやくこの状態を脱しなければならない。自立しなければいけない。
時が来れば、私はきっと自立する。
それができなきゃ仕事を辞めてるだろう。
そうなればこの甘えた精神も消える。それはなんとなくわかる。……とはいえ、この充実感と多幸感を記録せずに消すのはあまりにも感情がもったいない気がするので、今ここで書き残す。今日はそういう日記だ。
直属の先輩はめちゃくちゃ有能な人だ。
信じられない量の仕事を(山ほど残業しながら)こなすだけでなく、人の名前と顔と肩書きをしっかり記憶する社交性に優れている。個人的には、遠目で見ただけで「さっきそこに〇〇(偉い人)が座っていたね。あの部署の近くにいるってことは、あの会議の打ち合わせかな」と持ち前の情報量で推測し納得できる能力が特に素晴らしいと思う。ただ勤続年数を重ねただけでは手に入らない能力だ。
そんな先輩に教わっているのは誇りでもあり、プレッシャーでもある。働き始めた当初は「先輩に呆れられていないだろうか…」とネガティブになったりもしたが、今はそんなことより先輩からあと何を吸収できるかが気になるところ。
私はそんな先輩が大好きなので、来年たぶん先輩は異動になるだろうなという予想には胸を潰す。年数的に異動が妥当ということは、理屈ではわかっていても、信じたくない気持ちがある。あと半年で私は何を学べるだろう。先輩にイチから聞くだけでなく、自分でも勉強した上で色々と聞かなければと思うのであった(思うだけじゃなくてちゃんと勉強しろよ)。
あと先輩の何より好きなところは、どんなに忙しくても、質問すると必ず手を止めて話を聞いてくれるところだ。「ちょっと待って」と言われた記憶が無い。これはとても…本当に素晴らしいこと。自分の仕事の思考が中断されるのはなかなかのストレスなはずなのに、それをおくびにも出さない。この点は感謝してもしきれない。面と向かっては言えないけど…。
これはもう1人の先輩も同じだ。「質問いいですか」と尋ねると必ず快諾してくれる。意識してそうやっているのか、本来の性質なのかはわからないけど、質問しやすい環境を作ってくれるのは本当にありがたい。
いい職場だな。
先日、課長との面談があった。
10月から本採用となるにあたり、4月から今までの働きへのフィードバックを聞いた。どんな評価がきても受け止められるよう緊張して向かったが、意外と高評価を頂いて驚いた。
・コミュニケーション能力がある
学生生活と違い、異年齢の人と関わることが多い仕事なのに、臆していない。大人と渡り合っている。
課長いわく、これはボーイスカウトで場数を踏んでいたからではないかと。まず自分のことはコミュ障人見知りまっしぐらだと思って疑わないので、ビジネスシーンではそういう評価をいただけるのかと純粋に驚いた。たしかに仕事上なら、大人と喋るのも苦じゃない。ボーイスカウトで場数を踏んできたからという推論も、あながち間違いじゃないのかなと思う。アルバイトの経験も少なからずある気はする。ボーイスカウトをやっていて良かったと、割と初めて思ったね。
・よくやってくれている
総合評価が60点あれば普通というところを、68点の評価をつけていただいた。高い方らしい。同期に劣等感を抱き続けて「自分は同期の中でも劣った方にちがいない…」というネガティブに陥りがちな私にとって、この評価は青天の霹靂。自己肯定感が上がったどころではない。いっそう精進しようと思ったし、生き続けて良かったと思った。
仕事内容に関しても、人間関係に関しても、初めての配属がこの部署で良かったなぁ。
・報連相ができている
これも褒められた点。これは割と意識してやっている。些細なことでも「ご承知おきください〜」と報告していた。これからも続けよう。
・たまに若者言葉がでる
窓口や電話対応は基本的にOKだが、言葉遣いにさらに気をつけられれば…ということらしい。まぁたしかに、顔を知っている相手にはくだけた調子で話がちだ。仕事中であることを意識して背筋を伸ばそう。
・ミスが多い
これが私の最大の短所。確認をしないゆえのミスが多すぎる。4月から今までのミスの一覧を作ってみようと思って書きだしたら思いつくだけでノート1ページ埋まった。さらに細かく書いたら1時間くらい書き続けられそう。
確認を習慣化する。
そして確認が当たり前になる。これが後期の課題だな。
途中からフィードバックのメモになったが、今の私はこんな感じである。
甘えた気持ちはここに残して、明日も元気に「よりよき社会人」を目指していこう。
おやすみ。
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仕事で分からないことがあり、先輩を質問攻めにしていたら随分暗くなってしまった。私の中では今日は曇りの予定だったのだが、生憎めちゃくちゃに雨が降っていた。仕方なくそのままバイクにまたがって帰ることにした。
先輩は残業を続けていた。
すまんな、2時間も拘束して。
一週間以上車通勤でバイクに乗れず、なんとなく乗りたくて仕方なくなって今朝はバイクで出勤した。結果、雨の中帰宅という事態になり、車を選ばなかったことを後悔するかと思いきや、全然そんな気分にはならなかった。
空が光る。暗雲の中で光る稲妻は紫の光を放つのだと、ハッキリわかるほどに雷が頭上を通る。いつ自分に雷が落ちてもおかしくはないんだよなと思うとゾッとしたが、ヘルメットの水滴に対向車の光が乱反射して視界が激悪な状況も相まって、「困難すぎて逆に楽しい」モードになっていた。こんな天気でもバイクでイキれる自分に酔っていた。危険が迫っていると感じるほど運転に集中できる。感覚が研ぎ澄まされる。とりあえずバイクに乗れていることがなんだか楽しい!
運転しながら見た紫の稲妻。その光景とスリルを乗りこなす気持ちよさ、しばらく脳に焼き付いて離れないだろう。
先輩は残業を続けていた。
すまんな、2時間も拘束して。
一週間以上車通勤でバイクに乗れず、なんとなく乗りたくて仕方なくなって今朝はバイクで出勤した。結果、雨の中帰宅という事態になり、車を選ばなかったことを後悔するかと思いきや、全然そんな気分にはならなかった。
空が光る。暗雲の中で光る稲妻は紫の光を放つのだと、ハッキリわかるほどに雷が頭上を通る。いつ自分に雷が落ちてもおかしくはないんだよなと思うとゾッとしたが、ヘルメットの水滴に対向車の光が乱反射して視界が激悪な状況も相まって、「困難すぎて逆に楽しい」モードになっていた。こんな天気でもバイクでイキれる自分に酔っていた。危険が迫っていると感じるほど運転に集中できる。感覚が研ぎ澄まされる。とりあえずバイクに乗れていることがなんだか楽しい!
運転しながら見た紫の稲妻。その光景とスリルを乗りこなす気持ちよさ、しばらく脳に焼き付いて離れないだろう。
学生時代から何となく感じていた「月イチくらいである落ち込みやすい時期」のことを、勝手に定期鬱と呼んでいます。社会人になってもそれは改善されず、生理が近くなると気分が沈みがちになります。
今はちょうど定期鬱に差し掛かったとき。
少しでも気に入らないことがあると落ち込んだり怒りが込み上げてきたりして、目に入るもの全てをネガティブに捉えます。メンタル安定していたころを覚えているだけに、その落差が苦しく、こんな絶望が毎月来るなんて生きるのキッツいわぁ…生きてる価値ある?とすら思いますね。なんで生きてるだけで気持ちが沈み続けるんだ。私なんか悪いことしました?
思い詰めると頭痛がするタチなのですが、定期鬱のときはそれが3倍増し……というか、どうでもいいことを思い詰めることが多いんだと思います。すぐ生きる価値を問うし、自分の価値を否定するし、未来も能力も過去すら否定する。それが夜だけならまだしも、日中働いていてもなんか気分晴れないし、帰ったら泣きそうになるし、自分が他人にどう思われているのかばかり考えて肩身が狭くなる。自分がなぜ泣いているのかも分からない、反抗期の若者の鬱屈をさらに濃くした理不尽。とにかく酷い。
でも苦しいけど、悔しいけど、
こういうときに発掘する「鬱を生き抜くボカロ曲」はたまらなく美しいと感じるし、感性ぐちゃぐちゃになった果てに自然とか友情とか努力とか美しいものをみて涙する瞬間も人生をバチバチに彩ってくれるんだよね。
そんな瞬間は半年に1回くらいしかないけど。
謂れのない絶望に何度も対面して、そうまでして生きる価値があるかと考えるなら、ある、あるだろうよ。
社会人として働かなきゃとか、奨学金返済するまで死ねないとかそういう理屈じゃなくて、単にまだやりたいこと全部やれてないって……思うので……。たしかにメンタルいつでも安定している人が羨ましい、そうであればどれだけ生きやすいかと思う。でも私はこの世界を知ってしまったので……、戻れないんですよね……。誰にも頼りたくないとき、1人の世界で見つけた救いの美しさよ。
そう思うと、「マジ鬱。ツラい」とか言ってる場合じゃないなって。何がどう辛いのか、どこで涙腺が崩壊するのか、事細かに記録した方がいいんじゃないの? 感情は有限だ。この鬱屈で塗り固めたものを転がして転がして定期的に摂取して、いつか納得のいく救いを作りたい。そんなことを思う日が来るなんて。落ち込んでいても、前は向けるらしい。
今はちょうど定期鬱に差し掛かったとき。
少しでも気に入らないことがあると落ち込んだり怒りが込み上げてきたりして、目に入るもの全てをネガティブに捉えます。メンタル安定していたころを覚えているだけに、その落差が苦しく、こんな絶望が毎月来るなんて生きるのキッツいわぁ…生きてる価値ある?とすら思いますね。なんで生きてるだけで気持ちが沈み続けるんだ。私なんか悪いことしました?
思い詰めると頭痛がするタチなのですが、定期鬱のときはそれが3倍増し……というか、どうでもいいことを思い詰めることが多いんだと思います。すぐ生きる価値を問うし、自分の価値を否定するし、未来も能力も過去すら否定する。それが夜だけならまだしも、日中働いていてもなんか気分晴れないし、帰ったら泣きそうになるし、自分が他人にどう思われているのかばかり考えて肩身が狭くなる。自分がなぜ泣いているのかも分からない、反抗期の若者の鬱屈をさらに濃くした理不尽。とにかく酷い。
でも苦しいけど、悔しいけど、
こういうときに発掘する「鬱を生き抜くボカロ曲」はたまらなく美しいと感じるし、感性ぐちゃぐちゃになった果てに自然とか友情とか努力とか美しいものをみて涙する瞬間も人生をバチバチに彩ってくれるんだよね。
そんな瞬間は半年に1回くらいしかないけど。
謂れのない絶望に何度も対面して、そうまでして生きる価値があるかと考えるなら、ある、あるだろうよ。
社会人として働かなきゃとか、奨学金返済するまで死ねないとかそういう理屈じゃなくて、単にまだやりたいこと全部やれてないって……思うので……。たしかにメンタルいつでも安定している人が羨ましい、そうであればどれだけ生きやすいかと思う。でも私はこの世界を知ってしまったので……、戻れないんですよね……。誰にも頼りたくないとき、1人の世界で見つけた救いの美しさよ。
そう思うと、「マジ鬱。ツラい」とか言ってる場合じゃないなって。何がどう辛いのか、どこで涙腺が崩壊するのか、事細かに記録した方がいいんじゃないの? 感情は有限だ。この鬱屈で塗り固めたものを転がして転がして定期的に摂取して、いつか納得のいく救いを作りたい。そんなことを思う日が来るなんて。落ち込んでいても、前は向けるらしい。
帰宅して荷物を投げ捨て床に寝転んだとき、「あ、週末だ」と思った。
月曜日を休みにしていたというのもあるだろうが、やけに1週間を短く感じた。
働き始めた頃は1週間が長くて長くて仕方なかったんだけどな。
今は休暇をよく取っているから、短く感じるだけかも知れない。
とはいえ、やっぱり夏が過ぎるのは早い。
台風が近づいている影響か、頭上の重そうな雲はどんどん押し流され、空は晴れと曇りを繰り返した。夏らしい深く澄んだグラデーションの青空が美しいと思った。夏は光が強いから、どんな景色も色鮮やかにコントラストが上がる。毎日が新鮮で、光に満ちていて、充実している。
当たり前のように存在する充実感。
これがどれだけありがたいかは知っている。
きっとそのうちまた気分が落ち込んで、満たされた気持ちは消えてしまうに違いない。すべてが上手くいかない。そんな瞬間もあると知っているからこそ、景色を心から美しいと楽しめる時間が尊い。
私は相変わらずへっぽこなヒヨッコ新人だし、何をするにしても先輩から注意されなかったことはない。深く落ち込まなくなっただけで、自分のいたらなさを痛感することは日に何度もある。慣れだけが私の焦りを麻痺させ、追い詰める気持ちが消えて、努力しなきゃという義務感も消えていく。それが良いことなのかはわからないが、今の私のメンタルは正常だ。
社会人1年目も折り返しが近いかと思うと、落ち込んでいる暇はないなと思う。
来年はもう新人じゃないのだ。今教えてくれる先輩はきっと異動して、来年にはいない。
それなのに私は先輩に聞いてばかりで、いつか聞くのをはばかられる状況が来てしまうのではないかと思うとぞっとする。最後の最後までたくさん質問させてほしいけど、上司が望んでいるのはどんどん自立することだから。今のところ、同じ質問を繰り返したことはないと思っているが、そういう問題ではないんだろうな。
・・・大丈夫かな。いきなり自己肯定感ゆらいできたぞ。
この週末はひとつ仕事がある。
今まで先輩としかやってこなかった仕事を、はじめての一人仕事。
しっかりしてるってところを見せてやる。
私が成功させるんだ。
秒で過ぎさるこの世界で、私も殻を破り続けたい。
いつまでも自分が変わらないのは、さぞ退屈だろうから。
今日の曲
サイバーかわいくないガール / 初音ミク
月曜日を休みにしていたというのもあるだろうが、やけに1週間を短く感じた。
働き始めた頃は1週間が長くて長くて仕方なかったんだけどな。
今は休暇をよく取っているから、短く感じるだけかも知れない。
とはいえ、やっぱり夏が過ぎるのは早い。
台風が近づいている影響か、頭上の重そうな雲はどんどん押し流され、空は晴れと曇りを繰り返した。夏らしい深く澄んだグラデーションの青空が美しいと思った。夏は光が強いから、どんな景色も色鮮やかにコントラストが上がる。毎日が新鮮で、光に満ちていて、充実している。
当たり前のように存在する充実感。
これがどれだけありがたいかは知っている。
きっとそのうちまた気分が落ち込んで、満たされた気持ちは消えてしまうに違いない。すべてが上手くいかない。そんな瞬間もあると知っているからこそ、景色を心から美しいと楽しめる時間が尊い。
私は相変わらずへっぽこなヒヨッコ新人だし、何をするにしても先輩から注意されなかったことはない。深く落ち込まなくなっただけで、自分のいたらなさを痛感することは日に何度もある。慣れだけが私の焦りを麻痺させ、追い詰める気持ちが消えて、努力しなきゃという義務感も消えていく。それが良いことなのかはわからないが、今の私のメンタルは正常だ。
社会人1年目も折り返しが近いかと思うと、落ち込んでいる暇はないなと思う。
来年はもう新人じゃないのだ。今教えてくれる先輩はきっと異動して、来年にはいない。
それなのに私は先輩に聞いてばかりで、いつか聞くのをはばかられる状況が来てしまうのではないかと思うとぞっとする。最後の最後までたくさん質問させてほしいけど、上司が望んでいるのはどんどん自立することだから。今のところ、同じ質問を繰り返したことはないと思っているが、そういう問題ではないんだろうな。
・・・大丈夫かな。いきなり自己肯定感ゆらいできたぞ。
この週末はひとつ仕事がある。
今まで先輩としかやってこなかった仕事を、はじめての一人仕事。
しっかりしてるってところを見せてやる。
私が成功させるんだ。
秒で過ぎさるこの世界で、私も殻を破り続けたい。
いつまでも自分が変わらないのは、さぞ退屈だろうから。
今日の曲
サイバーかわいくないガール / 初音ミク
仕事で失敗した。
やらかした。
そして怒られた。
怒られて「えぇ…(困惑)」という気持ちもあり、「ごめんなさい」という気持ちもあり、でも口には上手く出せなくて、先輩に相談するなんて以ての外。(業務自体は滞りなく進んでいるので、業務上の報告とは別問題です)
まぁ、本当は相談した方がいいのは分かっている。先輩もきっと真剣に聞いてくれるだろう。でも口を開いて気持ちを吐露しようとしたらそのまま泣いてしまいそうな気がするから、壁打ち万歳でとりあえずここに書く。思い詰めるのも嫌なくせに、抱え込むことは得意で、その癖吐き出せないとか…参ってしまうな。
怒られたことが辛かったのは直後だけ。
あとは、「仕事は神経すり減らして体当たりするしかない。基本的に辛くて毎日家で泣いてしまうようなものだ」という4月の記憶をすっかり忘れて、油断していたことがなんか情けなくて悲しくなった。自分は辛い新学期を抜けてきたと思っていたけど、何も身についていないじゃないか。気が抜けているんじゃないか。呑気に日々を過ごしている場合か。
もう自分が首を絞めているのか、仕事が単に辛いだけなのか分からない。仕事は辛くはない、と思う。でも首を絞めないと私は意識変わらないから。落ち込んで怯えることでミスが減るなら、今はそれを正解と呼びたい。
やらかした。
そして怒られた。
怒られて「えぇ…(困惑)」という気持ちもあり、「ごめんなさい」という気持ちもあり、でも口には上手く出せなくて、先輩に相談するなんて以ての外。(業務自体は滞りなく進んでいるので、業務上の報告とは別問題です)
まぁ、本当は相談した方がいいのは分かっている。先輩もきっと真剣に聞いてくれるだろう。でも口を開いて気持ちを吐露しようとしたらそのまま泣いてしまいそうな気がするから、壁打ち万歳でとりあえずここに書く。思い詰めるのも嫌なくせに、抱え込むことは得意で、その癖吐き出せないとか…参ってしまうな。
怒られたことが辛かったのは直後だけ。
あとは、「仕事は神経すり減らして体当たりするしかない。基本的に辛くて毎日家で泣いてしまうようなものだ」という4月の記憶をすっかり忘れて、油断していたことがなんか情けなくて悲しくなった。自分は辛い新学期を抜けてきたと思っていたけど、何も身についていないじゃないか。気が抜けているんじゃないか。呑気に日々を過ごしている場合か。
もう自分が首を絞めているのか、仕事が単に辛いだけなのか分からない。仕事は辛くはない、と思う。でも首を絞めないと私は意識変わらないから。落ち込んで怯えることでミスが減るなら、今はそれを正解と呼びたい。