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往々にして、人生は「今しかない」。
学生のうちにできることは学生のうちにしかできず、新人のうちにしかできないことは新人のうちにしかできない。超当たり前のことだが、今感じていることは今しか感じられないし、今しか出来ないということが言いたい。
もう9月。
4月から5ヶ月、新社会人としてやってきた。
それこそ学生の頃が恋しくなったことなど数え切れない。毎日がなんか大変で、覚えることもあって、気を揉んで、同期に一方的に劣等感を募らせて……いろいろ思ったし感じたし考えたなぁ、と思う。
今は学生の頃にもどりたいというよりは、「ずっと新人でいたい」と思う。今の体制に慣れ、今がずっと続けばいいとしがみつく感じ。「学生に戻りたい」よりは視点が進んだだけ成長したのかと思うけど、このままではいずれ痛い目に遭う。
それでも、私がいる環境は、優しくて優秀な先輩上司に恵まれ、誰かと比べられることもなく日々の仕事をこなせて、変則的ではあるもののちゃんと休みもあるという、なんとも理想的な状態である。考えすぎたり疲れたりしてたまに傷つくこともあるけど、基本的に満足しているし、考えれば考えるほどこの環境が貴重でありがたいものに思える。だからこそ、ずっとこのままでいたいという思いが消えない。
それじゃいけないんだよな。
私の使命は「はやく1人前になること」。
先輩の使命は「私をはやく1人前にすること」。
それを達成するためには、こんな精神で現在に甘んじていてはいけない。はやくこの状態を脱しなければならない。自立しなければいけない。
時が来れば、私はきっと自立する。
それができなきゃ仕事を辞めてるだろう。
そうなればこの甘えた精神も消える。それはなんとなくわかる。……とはいえ、この充実感と多幸感を記録せずに消すのはあまりにも感情がもったいない気がするので、今ここで書き残す。今日はそういう日記だ。
直属の先輩はめちゃくちゃ有能な人だ。
信じられない量の仕事を(山ほど残業しながら)こなすだけでなく、人の名前と顔と肩書きをしっかり記憶する社交性に優れている。個人的には、遠目で見ただけで「さっきそこに〇〇(偉い人)が座っていたね。あの部署の近くにいるってことは、あの会議の打ち合わせかな」と持ち前の情報量で推測し納得できる能力が特に素晴らしいと思う。ただ勤続年数を重ねただけでは手に入らない能力だ。
そんな先輩に教わっているのは誇りでもあり、プレッシャーでもある。働き始めた当初は「先輩に呆れられていないだろうか…」とネガティブになったりもしたが、今はそんなことより先輩からあと何を吸収できるかが気になるところ。
私はそんな先輩が大好きなので、来年たぶん先輩は異動になるだろうなという予想には胸を潰す。年数的に異動が妥当ということは、理屈ではわかっていても、信じたくない気持ちがある。あと半年で私は何を学べるだろう。先輩にイチから聞くだけでなく、自分でも勉強した上で色々と聞かなければと思うのであった(思うだけじゃなくてちゃんと勉強しろよ)。
あと先輩の何より好きなところは、どんなに忙しくても、質問すると必ず手を止めて話を聞いてくれるところだ。「ちょっと待って」と言われた記憶が無い。これはとても…本当に素晴らしいこと。自分の仕事の思考が中断されるのはなかなかのストレスなはずなのに、それをおくびにも出さない。この点は感謝してもしきれない。面と向かっては言えないけど…。
これはもう1人の先輩も同じだ。「質問いいですか」と尋ねると必ず快諾してくれる。意識してそうやっているのか、本来の性質なのかはわからないけど、質問しやすい環境を作ってくれるのは本当にありがたい。
いい職場だな。
先日、課長との面談があった。
10月から本採用となるにあたり、4月から今までの働きへのフィードバックを聞いた。どんな評価がきても受け止められるよう緊張して向かったが、意外と高評価を頂いて驚いた。
・コミュニケーション能力がある
学生生活と違い、異年齢の人と関わることが多い仕事なのに、臆していない。大人と渡り合っている。
課長いわく、これはボーイスカウトで場数を踏んでいたからではないかと。まず自分のことはコミュ障人見知りまっしぐらだと思って疑わないので、ビジネスシーンではそういう評価をいただけるのかと純粋に驚いた。たしかに仕事上なら、大人と喋るのも苦じゃない。ボーイスカウトで場数を踏んできたからという推論も、あながち間違いじゃないのかなと思う。アルバイトの経験も少なからずある気はする。ボーイスカウトをやっていて良かったと、割と初めて思ったね。
・よくやってくれている
総合評価が60点あれば普通というところを、68点の評価をつけていただいた。高い方らしい。同期に劣等感を抱き続けて「自分は同期の中でも劣った方にちがいない…」というネガティブに陥りがちな私にとって、この評価は青天の霹靂。自己肯定感が上がったどころではない。いっそう精進しようと思ったし、生き続けて良かったと思った。
仕事内容に関しても、人間関係に関しても、初めての配属がこの部署で良かったなぁ。
・報連相ができている
これも褒められた点。これは割と意識してやっている。些細なことでも「ご承知おきください〜」と報告していた。これからも続けよう。
・たまに若者言葉がでる
窓口や電話対応は基本的にOKだが、言葉遣いにさらに気をつけられれば…ということらしい。まぁたしかに、顔を知っている相手にはくだけた調子で話がちだ。仕事中であることを意識して背筋を伸ばそう。
・ミスが多い
これが私の最大の短所。確認をしないゆえのミスが多すぎる。4月から今までのミスの一覧を作ってみようと思って書きだしたら思いつくだけでノート1ページ埋まった。さらに細かく書いたら1時間くらい書き続けられそう。
確認を習慣化する。
そして確認が当たり前になる。これが後期の課題だな。
途中からフィードバックのメモになったが、今の私はこんな感じである。
甘えた気持ちはここに残して、明日も元気に「よりよき社会人」を目指していこう。
おやすみ。
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学生のうちにできることは学生のうちにしかできず、新人のうちにしかできないことは新人のうちにしかできない。超当たり前のことだが、今感じていることは今しか感じられないし、今しか出来ないということが言いたい。
もう9月。
4月から5ヶ月、新社会人としてやってきた。
それこそ学生の頃が恋しくなったことなど数え切れない。毎日がなんか大変で、覚えることもあって、気を揉んで、同期に一方的に劣等感を募らせて……いろいろ思ったし感じたし考えたなぁ、と思う。
今は学生の頃にもどりたいというよりは、「ずっと新人でいたい」と思う。今の体制に慣れ、今がずっと続けばいいとしがみつく感じ。「学生に戻りたい」よりは視点が進んだだけ成長したのかと思うけど、このままではいずれ痛い目に遭う。
それでも、私がいる環境は、優しくて優秀な先輩上司に恵まれ、誰かと比べられることもなく日々の仕事をこなせて、変則的ではあるもののちゃんと休みもあるという、なんとも理想的な状態である。考えすぎたり疲れたりしてたまに傷つくこともあるけど、基本的に満足しているし、考えれば考えるほどこの環境が貴重でありがたいものに思える。だからこそ、ずっとこのままでいたいという思いが消えない。
それじゃいけないんだよな。
私の使命は「はやく1人前になること」。
先輩の使命は「私をはやく1人前にすること」。
それを達成するためには、こんな精神で現在に甘んじていてはいけない。はやくこの状態を脱しなければならない。自立しなければいけない。
時が来れば、私はきっと自立する。
それができなきゃ仕事を辞めてるだろう。
そうなればこの甘えた精神も消える。それはなんとなくわかる。……とはいえ、この充実感と多幸感を記録せずに消すのはあまりにも感情がもったいない気がするので、今ここで書き残す。今日はそういう日記だ。
直属の先輩はめちゃくちゃ有能な人だ。
信じられない量の仕事を(山ほど残業しながら)こなすだけでなく、人の名前と顔と肩書きをしっかり記憶する社交性に優れている。個人的には、遠目で見ただけで「さっきそこに〇〇(偉い人)が座っていたね。あの部署の近くにいるってことは、あの会議の打ち合わせかな」と持ち前の情報量で推測し納得できる能力が特に素晴らしいと思う。ただ勤続年数を重ねただけでは手に入らない能力だ。
そんな先輩に教わっているのは誇りでもあり、プレッシャーでもある。働き始めた当初は「先輩に呆れられていないだろうか…」とネガティブになったりもしたが、今はそんなことより先輩からあと何を吸収できるかが気になるところ。
私はそんな先輩が大好きなので、来年たぶん先輩は異動になるだろうなという予想には胸を潰す。年数的に異動が妥当ということは、理屈ではわかっていても、信じたくない気持ちがある。あと半年で私は何を学べるだろう。先輩にイチから聞くだけでなく、自分でも勉強した上で色々と聞かなければと思うのであった(思うだけじゃなくてちゃんと勉強しろよ)。
あと先輩の何より好きなところは、どんなに忙しくても、質問すると必ず手を止めて話を聞いてくれるところだ。「ちょっと待って」と言われた記憶が無い。これはとても…本当に素晴らしいこと。自分の仕事の思考が中断されるのはなかなかのストレスなはずなのに、それをおくびにも出さない。この点は感謝してもしきれない。面と向かっては言えないけど…。
これはもう1人の先輩も同じだ。「質問いいですか」と尋ねると必ず快諾してくれる。意識してそうやっているのか、本来の性質なのかはわからないけど、質問しやすい環境を作ってくれるのは本当にありがたい。
いい職場だな。
先日、課長との面談があった。
10月から本採用となるにあたり、4月から今までの働きへのフィードバックを聞いた。どんな評価がきても受け止められるよう緊張して向かったが、意外と高評価を頂いて驚いた。
・コミュニケーション能力がある
学生生活と違い、異年齢の人と関わることが多い仕事なのに、臆していない。大人と渡り合っている。
課長いわく、これはボーイスカウトで場数を踏んでいたからではないかと。まず自分のことはコミュ障人見知りまっしぐらだと思って疑わないので、ビジネスシーンではそういう評価をいただけるのかと純粋に驚いた。たしかに仕事上なら、大人と喋るのも苦じゃない。ボーイスカウトで場数を踏んできたからという推論も、あながち間違いじゃないのかなと思う。アルバイトの経験も少なからずある気はする。ボーイスカウトをやっていて良かったと、割と初めて思ったね。
・よくやってくれている
総合評価が60点あれば普通というところを、68点の評価をつけていただいた。高い方らしい。同期に劣等感を抱き続けて「自分は同期の中でも劣った方にちがいない…」というネガティブに陥りがちな私にとって、この評価は青天の霹靂。自己肯定感が上がったどころではない。いっそう精進しようと思ったし、生き続けて良かったと思った。
仕事内容に関しても、人間関係に関しても、初めての配属がこの部署で良かったなぁ。
・報連相ができている
これも褒められた点。これは割と意識してやっている。些細なことでも「ご承知おきください〜」と報告していた。これからも続けよう。
・たまに若者言葉がでる
窓口や電話対応は基本的にOKだが、言葉遣いにさらに気をつけられれば…ということらしい。まぁたしかに、顔を知っている相手にはくだけた調子で話がちだ。仕事中であることを意識して背筋を伸ばそう。
・ミスが多い
これが私の最大の短所。確認をしないゆえのミスが多すぎる。4月から今までのミスの一覧を作ってみようと思って書きだしたら思いつくだけでノート1ページ埋まった。さらに細かく書いたら1時間くらい書き続けられそう。
確認を習慣化する。
そして確認が当たり前になる。これが後期の課題だな。
途中からフィードバックのメモになったが、今の私はこんな感じである。
甘えた気持ちはここに残して、明日も元気に「よりよき社会人」を目指していこう。
おやすみ。
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