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- 09/24 「大学生活を紹介してくれ」
- 08/17 就職先を決める話
- 07/12 Curse of the Moon 2
- 07/08 文学部生の春休み
- 07/07 テルアビブオンファイア
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ゼミの教授から「専攻紹介動画を撮るから協力してくれ」と言われOKしたはいいものの、「じゃあ大学生活がどんなだったとか、どんな授業があったかとか、コメント考えといてね」……ってこれ、大学生活を充実させた勝ち組にしか許されない質問なのでは!!!????
少なくともサークルに入らず授業をこなして就活もそんな熱心にやったわけじゃない私にする質問じゃない。教授が「大学から家が近いから」とかいう理由で私を選んだ運命を呪いたい。というか専攻紹介でなんで大学生活の話もしないといけないの。
とはいえ今から拒否するわけにもいかないので、自分なりに語れることを考えてみよう。
◎どんな授業があったか
いきなり難しい。一般教養や語学科目の話をしたらキリが無いので、ここは「文学部の中の日本語日本文学専攻として」どんな授業があったか、という意図の質問だと想定して考えよう。
それでも難しいな。そもそも「こんな雰囲気の授業でした、こういうことをしました」と語ったって、この動画を見る人が進級するころには担当教授が変わって授業方針もがらりと変わっている可能性がある。授業のやり方なんて教授の数だけあるのだ。
ということは、「何を学ぶのか」という不変事項を語らせたいのだろうか。例えば文学史の授業を年表でやる教授もいれば具体作品で進める教授もいるだろうが、どちらにしろ「文学の流れ」は学べる。そして文学作品に対する分析力が上がる。そういうことか?
そんなん聞いて楽しいか?
いや失言だった。専攻選択においてどんな学びがあるのかは避けて通れぬ話題。
とはいえ私は日本語学ゼミに所属しておきながら実は文学の授業のほうが大好きだったので(当時は日本語教育に興味があったから日本語学ゼミを選んだ)、文学の授業のほうを熱をいれて語ってしまうかもしれない。それの何が問題かというと、うちのゼミ教授は文学の教授と仲が良くないというか…教授の前で文学をべた褒めするのは気が引けまくるというかゴニョゴニョ
まぁそれはそれとして。
前置きが長くなった。
ここは無難に、うちの専攻の特徴をふんわり説明するのがいいかもしれない。
「日本語日本文学専攻は日本語学、現代と古典の日本文学を網羅する専攻なので、必修科目が他の専攻に比べて多いです。分野ごとのつながり、学問と学問は繋がっているのだということが理解できますし、日本語の文章、文学について多面的に考えることができるようになります」
何を学ぶのか、入ってなくない?
仕方ない。最後に専攻の授業を受けてから1年がたっている頭ではこんなふわっとした説明しか繰り出せない。というか質問の趣旨としてはもっと具体的な話を要求している気がするのだが、もうこの難しい設問は後回しにして次に行こう(クズ)
◎どんな学生生活だったか 学生生活で楽しかったこと
専攻動画にプライベートな話、いる??
うちの大学で専攻を選ぶのは2年生の終わりなので、そこで学生生活をされても別に何の得もないのではないだろうか。次の質問も鑑みると、これは高校生や入学予定者向けの動画なのかもしれない。こんな学部ですよーって宣伝するための。教授にターゲット層を聞いておくんだったな。
そしてこの手の質問こそ陰キャを殺しにくるのである。別に友達に恵まれたし学外活動もしてたしそれなりに楽しんだ4年間だったと思うけど、大学生活に夢を見るような高校生からしたら地味な4年間を過ごしたと思う。特にサークルの話で片づけられないのは手痛い。
あと楽しかったことが旅行とヲタ活しか出てこない。大学生らしいか?これ。長期休みの度になんか病んでて、月イチでも病んでたような奴の学生生活がキラキラしてるわけないだろ。
ただ昔の日記を覗いてみると、病んでるか何かやってるかのどちらかだった。
時間がたくさんあるんだよね学生生活は。
この自由こそ、学生生活で楽しかったことの神髄だと思う。
で、その空いた時間で二次創作とかヲタ活とかしてたわけだけど。話せる話じゃない。
でも自由な時間でアルバイトして、自分で服を買ったり、海外旅行に行ったり、インターンに参加したり、自分の意思で挑戦できるものが増えるのはたしかに楽しかった。これこそが「大学生活は人生の夏休み」と言われる所以なのだろう。
「大学生になって高校生のときより自由な時間が増えたので、アルバイトをしてお金を貯め、ひとりで、もしくは友達と旅行に行ったり、映画をたくさん見に行ったり、インターンシップに参加したり、やりたいと思ったことに挑戦できる大学生活でした。そうやって自分の意思で様々なことに挑戦できたのが楽しかったです」
意識の低いやつだなと思わなくもないが、実際この程度で楽しかったのだから仕方ない。
◎○○(大学のある都市)はどんなところか 下宿生活での経験なども
下宿してないんだなこれが。
都市の感想としては、乗り換え駅周辺は開発が進んでいるので授業帰りに遊ぶこともできるし、キャンパス周辺は田舎なので落ち着いていて過ごしやすいなという感じ。正直、都会すぎると学生の(おしゃれの)レベルが上がって気後れするので、ちょっと田舎くらいが私には居心地がよかった。これをそのまま喋るのは気が引けるけど。
キャンパスの設備の話ならいくらでもできそうだけど、都市そのものの感想って難しい。そもそも隣の市で生まれ育ってますので、今更印象も何もないし。だからまぁ正直におしゃれの話をするしかないのだろうか。
◎就活はどんな感じだったか こんな苦労をしたなど
コロナ禍の就活生だが、それを言ったら身もふたもないだろうか。
まぁコロナウイルスの影響は「合同説明会が次々中止」「選考スケジュールが後ろ倒しになった」ことくらいかな。苦労と言えば苦労かもしれないが、歴代の就活生の負担ともそれほど変わらないだろう。
就活中は必死だったはずなのに、終わってみると「自分そんな頑張ってなかったな…」という評価になる。実際、「ここでいいか」みたいな就活だった。まぁ当時は「内定を得ること」が生きる為の最低基準で、余裕が無かったからね。いくつか内定をもらって初めて、生きる為の水準が上がるのだと思う。こんな底辺からの這い上がりだから、私なんかのアドバイスでいいのかと思うし、民間就活したはずなのに公務員に受かってるし、ほんと話しにくい経歴しか持ってない。
どんな感じだったか……一貫した自己と「ここに入社したい」という強い意志を見せていかないと受からない、ということを実感した、って感じだった。そのために「自分はどんな人間で、何が長所で短所なのか」を明らかにする必要があった。いわゆる自己分析が大事ということ。私は「自分は気分屋で性格が変わりやすいので自己分析なんて無理」なんてひねくれた考えを持っていたため、自己分析に向き合うのが遅くて、いざ3月に就活情報が解禁されてエントリーシートを書く際に苦労した……という話は、個人的過ぎるというかぶっちゃけすぎているだろうか。その後、自己PRをキャリア支援課に添削してもらったり参考書を読みこんだりして、はじめは全く通らなかった書類審査や面接がだんだんと通るようになったのである。うーん、長い。
就活の後悔を先輩に聞くと大抵「自己分析をもっと早くやっておけば」という話になるのだが、その理由が今はよくわかる。結局、正確に自己分析をして上手く自分を売り込めたやつが勝つのだ。ただ就活未経験者は「自己分析」といきなり就活用語をぶつけられても良く分からない。ただその本質を説明すると長い。正直「詳しく知りたいなら君も参考書を買え」って思う。
まぁ就活は人生、特に大学3年間の自由時間をどう過ごしてきたかの積み重ねって感じだから、私がアドバイスするなら「日記を書け」くらいだろうか。特に苦労した時やピンチを切り抜けた時の日記は就活時に大いに参考になる。日記が趣味で良かった。
まとまらないが言いたいことは大体こんな感じだ。
あとは明日の朝、喋る練習でもして確認。もうさすがに寝なければ。
おやすみ。
少なくともサークルに入らず授業をこなして就活もそんな熱心にやったわけじゃない私にする質問じゃない。教授が「大学から家が近いから」とかいう理由で私を選んだ運命を呪いたい。というか専攻紹介でなんで大学生活の話もしないといけないの。
とはいえ今から拒否するわけにもいかないので、自分なりに語れることを考えてみよう。
◎どんな授業があったか
いきなり難しい。一般教養や語学科目の話をしたらキリが無いので、ここは「文学部の中の日本語日本文学専攻として」どんな授業があったか、という意図の質問だと想定して考えよう。
それでも難しいな。そもそも「こんな雰囲気の授業でした、こういうことをしました」と語ったって、この動画を見る人が進級するころには担当教授が変わって授業方針もがらりと変わっている可能性がある。授業のやり方なんて教授の数だけあるのだ。
ということは、「何を学ぶのか」という不変事項を語らせたいのだろうか。例えば文学史の授業を年表でやる教授もいれば具体作品で進める教授もいるだろうが、どちらにしろ「文学の流れ」は学べる。そして文学作品に対する分析力が上がる。そういうことか?
そんなん聞いて楽しいか?
いや失言だった。専攻選択においてどんな学びがあるのかは避けて通れぬ話題。
とはいえ私は日本語学ゼミに所属しておきながら実は文学の授業のほうが大好きだったので(当時は日本語教育に興味があったから日本語学ゼミを選んだ)、文学の授業のほうを熱をいれて語ってしまうかもしれない。それの何が問題かというと、うちのゼミ教授は文学の教授と仲が良くないというか…教授の前で文学をべた褒めするのは気が引けまくるというかゴニョゴニョ
まぁそれはそれとして。
前置きが長くなった。
ここは無難に、うちの専攻の特徴をふんわり説明するのがいいかもしれない。
「日本語日本文学専攻は日本語学、現代と古典の日本文学を網羅する専攻なので、必修科目が他の専攻に比べて多いです。分野ごとのつながり、学問と学問は繋がっているのだということが理解できますし、日本語の文章、文学について多面的に考えることができるようになります」
何を学ぶのか、入ってなくない?
仕方ない。最後に専攻の授業を受けてから1年がたっている頭ではこんなふわっとした説明しか繰り出せない。というか質問の趣旨としてはもっと具体的な話を要求している気がするのだが、もうこの難しい設問は後回しにして次に行こう(クズ)
◎どんな学生生活だったか 学生生活で楽しかったこと
専攻動画にプライベートな話、いる??
うちの大学で専攻を選ぶのは2年生の終わりなので、そこで学生生活をされても別に何の得もないのではないだろうか。次の質問も鑑みると、これは高校生や入学予定者向けの動画なのかもしれない。こんな学部ですよーって宣伝するための。教授にターゲット層を聞いておくんだったな。
そしてこの手の質問こそ陰キャを殺しにくるのである。別に友達に恵まれたし学外活動もしてたしそれなりに楽しんだ4年間だったと思うけど、大学生活に夢を見るような高校生からしたら地味な4年間を過ごしたと思う。特にサークルの話で片づけられないのは手痛い。
あと楽しかったことが旅行とヲタ活しか出てこない。大学生らしいか?これ。長期休みの度になんか病んでて、月イチでも病んでたような奴の学生生活がキラキラしてるわけないだろ。
ただ昔の日記を覗いてみると、病んでるか何かやってるかのどちらかだった。
時間がたくさんあるんだよね学生生活は。
この自由こそ、学生生活で楽しかったことの神髄だと思う。
で、その空いた時間で二次創作とかヲタ活とかしてたわけだけど。話せる話じゃない。
でも自由な時間でアルバイトして、自分で服を買ったり、海外旅行に行ったり、インターンに参加したり、自分の意思で挑戦できるものが増えるのはたしかに楽しかった。これこそが「大学生活は人生の夏休み」と言われる所以なのだろう。
「大学生になって高校生のときより自由な時間が増えたので、アルバイトをしてお金を貯め、ひとりで、もしくは友達と旅行に行ったり、映画をたくさん見に行ったり、インターンシップに参加したり、やりたいと思ったことに挑戦できる大学生活でした。そうやって自分の意思で様々なことに挑戦できたのが楽しかったです」
意識の低いやつだなと思わなくもないが、実際この程度で楽しかったのだから仕方ない。
◎○○(大学のある都市)はどんなところか 下宿生活での経験なども
下宿してないんだなこれが。
都市の感想としては、乗り換え駅周辺は開発が進んでいるので授業帰りに遊ぶこともできるし、キャンパス周辺は田舎なので落ち着いていて過ごしやすいなという感じ。正直、都会すぎると学生の(おしゃれの)レベルが上がって気後れするので、ちょっと田舎くらいが私には居心地がよかった。これをそのまま喋るのは気が引けるけど。
キャンパスの設備の話ならいくらでもできそうだけど、都市そのものの感想って難しい。そもそも隣の市で生まれ育ってますので、今更印象も何もないし。だからまぁ正直におしゃれの話をするしかないのだろうか。
◎就活はどんな感じだったか こんな苦労をしたなど
コロナ禍の就活生だが、それを言ったら身もふたもないだろうか。
まぁコロナウイルスの影響は「合同説明会が次々中止」「選考スケジュールが後ろ倒しになった」ことくらいかな。苦労と言えば苦労かもしれないが、歴代の就活生の負担ともそれほど変わらないだろう。
就活中は必死だったはずなのに、終わってみると「自分そんな頑張ってなかったな…」という評価になる。実際、「ここでいいか」みたいな就活だった。まぁ当時は「内定を得ること」が生きる為の最低基準で、余裕が無かったからね。いくつか内定をもらって初めて、生きる為の水準が上がるのだと思う。こんな底辺からの這い上がりだから、私なんかのアドバイスでいいのかと思うし、民間就活したはずなのに公務員に受かってるし、ほんと話しにくい経歴しか持ってない。
どんな感じだったか……一貫した自己と「ここに入社したい」という強い意志を見せていかないと受からない、ということを実感した、って感じだった。そのために「自分はどんな人間で、何が長所で短所なのか」を明らかにする必要があった。いわゆる自己分析が大事ということ。私は「自分は気分屋で性格が変わりやすいので自己分析なんて無理」なんてひねくれた考えを持っていたため、自己分析に向き合うのが遅くて、いざ3月に就活情報が解禁されてエントリーシートを書く際に苦労した……という話は、個人的過ぎるというかぶっちゃけすぎているだろうか。その後、自己PRをキャリア支援課に添削してもらったり参考書を読みこんだりして、はじめは全く通らなかった書類審査や面接がだんだんと通るようになったのである。うーん、長い。
就活の後悔を先輩に聞くと大抵「自己分析をもっと早くやっておけば」という話になるのだが、その理由が今はよくわかる。結局、正確に自己分析をして上手く自分を売り込めたやつが勝つのだ。ただ就活未経験者は「自己分析」といきなり就活用語をぶつけられても良く分からない。ただその本質を説明すると長い。正直「詳しく知りたいなら君も参考書を買え」って思う。
まぁ就活は人生、特に大学3年間の自由時間をどう過ごしてきたかの積み重ねって感じだから、私がアドバイスするなら「日記を書け」くらいだろうか。特に苦労した時やピンチを切り抜けた時の日記は就活時に大いに参考になる。日記が趣味で良かった。
まとまらないが言いたいことは大体こんな感じだ。
あとは明日の朝、喋る練習でもして確認。もうさすがに寝なければ。
おやすみ。
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文学部の4年生として、コロナ禍に翻弄されながらも就活を続けてきた。
まぁ「戦う」というよりは「逃げ道を探す」ような就活の仕方だったけど…。
いろいろあって、内々定を3つ頂いた。
ひとつは「とにかく内定が一つ欲しい!!!」という一心で6月あたりになりふり構わず紹介してもらって受けた会社。あまりにもあっさり合格が出た。「試験の点数で決めるでもなく、ちょっとお話しただけで若者採用しちゃうって、どうなの?」と世の中に疑問を抱き始めた。
ふたつめは某山岳ロープウェイを運営している会社。田舎というか自然がいいところに住みたい、観光地運営も興味がある、という意識から受けたもの。何度も遊びに行っていたところだったしね。エントリーシートを大学の就活支援課に添削してもらったり、面接対策を真面目に練ったり、この3つの中ではいちばんちゃんと対策をした結果の内々定。
みっつめは地元の市役所職員。公務員とか全然視野に入ってなかったけど、SPI方式もあると聞いたのでエントリーしてみた。知らなかったとはいえ「仕事が多岐に渡る」ところは興味深いと思っている。
試験内容は書類、筆記、グループディスカッション、面接。グループディスカッションは二次試験だったのだが、これにかけた私の情熱はすさまじく、「司会進行役を勝ち取るためにはどう切り出すべきか」「話し合い時間が1時間だったら時間配分は……いやもし30分だったら……」というようなことを待合室でずっと考えていた。企業選考でのグループディスカッションって司会進行の取り合い(リーダーシップアピールのため)みたいなイメージがあるけど、今回は自分以外誰も主張しなかったので逆に驚いたね。(その後、我の強いリーダータイプは地方公務員は受けない、という情報を得てちょっと納得した) そして試験直後には、正直「落ちるわけなくね?」と思っていた。それくらい最高の討論が展開できた。大学でグループディスカッション練習会みたいなのに(1回だけ)参加しておいてよかった。筆記や面接では手ごたえは無かったので、割と本気でこのグループディスカッションでの活躍で内々定にこぎつけたのではないかと思っている。二次試験の内容が最終面接の結果に影響するのかは知らないけど。
で、世の中のある程度勝ち組の大学生がみな思うように、どこに就職するのか迷ったのだ。
いやみな思ったりはしないか。普通は第一志望があって、結果が出る前にもう順位はついているはずなのだ。単に私が受けたところの順位付けを行っていないだけだったのである。愚かしい。
いろいろあって、
ロープウェイの会社でのびのび働くか、地元で公務員するかで悩みに悩んだ。
第三者の意見も欲しいと思って、友人やバイト先の人、親戚にも相談した。
「あなたは自然のあるところで働くのがあってると思うけどな」
「一人暮らし憧れてたんでしょ? ここで遠くに行かないと後悔しない?」
「やっぱり土日が休みなのは大事だよ。友達と休みが合わないのは辛いよ」
「安定してるし給料も悪くない。辞退する理由ある?」
でも、やはり自分で完全に納得できる理由を見つけないとはじまらない、と思った。誰かの言葉を根拠にするのではなく、自分の中から理由を見つけて自分で決めなければ、未来に覚悟が持てない。
そうして考えに考え、公務員になることにした。
私がもし明日死ぬことが分かったとして、いま一番気にかかるのは借金だ。
奨学金という名の学生ローン。安くない額の借金を抱えている。
借金を残して死ぬのは嫌だな。親に迷惑がかかるし、なによりかっこわるい。
とっとと返済したい。だから、確実にお金が入りそうな就職先を選ぼう。
結局「やりがい」とか「労働条件」でもなく理詰めの結論のような気がするけど、これが一番すとんと腑に落ちた。一人暮らしはたしかに魅力的だけど、この給料で奨学金を返済しつつ毎月生きていく自信はちょっと無い。やればできるかもしれないけど、踏み出す勇気がないのである。その勇気は一種蛮勇なだけのような気がしてならないのだ。
そういうわけで今は「選ばなかった会社に内定辞退の連絡入れないとな~」と別の悩みの種を抱えている。こんな私にしっかり向き合って「うちで雇ってやるか」と考えてくれたところに「やっぱやめます」と伝えるのは心苦しいが、これも就活生のさだめなのだろう。
最後に、内定が出ないかもしれないと、不安で不安で眠れない夜もあった。
今は、とりあえず未来はあるよと、昔の自分を安心させてやりたいね。
まぁ「戦う」というよりは「逃げ道を探す」ような就活の仕方だったけど…。
いろいろあって、内々定を3つ頂いた。
ひとつは「とにかく内定が一つ欲しい!!!」という一心で6月あたりになりふり構わず紹介してもらって受けた会社。あまりにもあっさり合格が出た。「試験の点数で決めるでもなく、ちょっとお話しただけで若者採用しちゃうって、どうなの?」と世の中に疑問を抱き始めた。
ふたつめは某山岳ロープウェイを運営している会社。田舎というか自然がいいところに住みたい、観光地運営も興味がある、という意識から受けたもの。何度も遊びに行っていたところだったしね。エントリーシートを大学の就活支援課に添削してもらったり、面接対策を真面目に練ったり、この3つの中ではいちばんちゃんと対策をした結果の内々定。
みっつめは地元の市役所職員。公務員とか全然視野に入ってなかったけど、SPI方式もあると聞いたのでエントリーしてみた。知らなかったとはいえ「仕事が多岐に渡る」ところは興味深いと思っている。
試験内容は書類、筆記、グループディスカッション、面接。グループディスカッションは二次試験だったのだが、これにかけた私の情熱はすさまじく、「司会進行役を勝ち取るためにはどう切り出すべきか」「話し合い時間が1時間だったら時間配分は……いやもし30分だったら……」というようなことを待合室でずっと考えていた。企業選考でのグループディスカッションって司会進行の取り合い(リーダーシップアピールのため)みたいなイメージがあるけど、今回は自分以外誰も主張しなかったので逆に驚いたね。(その後、我の強いリーダータイプは地方公務員は受けない、という情報を得てちょっと納得した) そして試験直後には、正直「落ちるわけなくね?」と思っていた。それくらい最高の討論が展開できた。大学でグループディスカッション練習会みたいなのに(1回だけ)参加しておいてよかった。筆記や面接では手ごたえは無かったので、割と本気でこのグループディスカッションでの活躍で内々定にこぎつけたのではないかと思っている。二次試験の内容が最終面接の結果に影響するのかは知らないけど。
で、世の中のある程度勝ち組の大学生がみな思うように、どこに就職するのか迷ったのだ。
いやみな思ったりはしないか。普通は第一志望があって、結果が出る前にもう順位はついているはずなのだ。単に私が受けたところの順位付けを行っていないだけだったのである。愚かしい。
いろいろあって、
ロープウェイの会社でのびのび働くか、地元で公務員するかで悩みに悩んだ。
第三者の意見も欲しいと思って、友人やバイト先の人、親戚にも相談した。
「あなたは自然のあるところで働くのがあってると思うけどな」
「一人暮らし憧れてたんでしょ? ここで遠くに行かないと後悔しない?」
「やっぱり土日が休みなのは大事だよ。友達と休みが合わないのは辛いよ」
「安定してるし給料も悪くない。辞退する理由ある?」
でも、やはり自分で完全に納得できる理由を見つけないとはじまらない、と思った。誰かの言葉を根拠にするのではなく、自分の中から理由を見つけて自分で決めなければ、未来に覚悟が持てない。
そうして考えに考え、公務員になることにした。
私がもし明日死ぬことが分かったとして、いま一番気にかかるのは借金だ。
奨学金という名の学生ローン。安くない額の借金を抱えている。
借金を残して死ぬのは嫌だな。親に迷惑がかかるし、なによりかっこわるい。
とっとと返済したい。だから、確実にお金が入りそうな就職先を選ぼう。
結局「やりがい」とか「労働条件」でもなく理詰めの結論のような気がするけど、これが一番すとんと腑に落ちた。一人暮らしはたしかに魅力的だけど、この給料で奨学金を返済しつつ毎月生きていく自信はちょっと無い。やればできるかもしれないけど、踏み出す勇気がないのである。その勇気は一種蛮勇なだけのような気がしてならないのだ。
そういうわけで今は「選ばなかった会社に内定辞退の連絡入れないとな~」と別の悩みの種を抱えている。こんな私にしっかり向き合って「うちで雇ってやるか」と考えてくれたところに「やっぱやめます」と伝えるのは心苦しいが、これも就活生のさだめなのだろう。
最後に、内定が出ないかもしれないと、不安で不安で眠れない夜もあった。
今は、とりあえず未来はあるよと、昔の自分を安心させてやりたいね。
まさかの続編登場に、胸を躍らせながら発売日を待った。
前作のCurse of the Moonの発売が決まった時、勢いでSwitch購入を決めた。あの頃はBloodstained: Ritual of the nightも楽しみにしていたし、その後スマブラにベルモンド参戦が決まるしで、ささやかながら悪魔城ファンをやっていた私には世界がひっくり返ったような変化の時期だった。その上Curse of the Moonもゲームとしてめっちゃ楽しくて、物語の展開に興奮して、8ビット風の音楽もかっこよくて、自分の中で完全に『好きなゲーム』となったのである。
というわけでワクワクしながらCurse of the Moon2を始めた。
きっと今回も熱い展開と音楽が私を待っているに違いない。
すぐにクリアして考察してやるからな!
今作1番嬉しいのはこの幕間アニメ。
前作、「彼らの道中が見てみたい…」と妄想が止まらなかったオタクには最高のサプライズです。
新しいキャラクター、新しいステージ、音楽!
楽しい
楽しいけど…
めっっっっちゃムズい
明らかに難易度が前作から上がっている。上がってるよね!?
とにかくボスが強い。ゴリ押しで進めない。あまりにもボスに勝てないので、ベテランモードで遊ぶのはそうそうに諦め、残機無限に頼りました。ステージギミックは根気強くやればクリアできるんですが、ほんとにボスが駄目! 現代の万人受けゲームに慣れてしまった若者にはキツイです!!!
まぁ1周目はよかったんですよ。なんとかクリア出来たんです。
でも2周目からボスがパワーアップする仕様でして(前作もそうでしたが)、1周目でゴリ押しで勝ってたツケがここに来て私の行く手を阻んでるのです……。
思えば前作も、斬月オンリーモードから「1人でボス相手にするのキッツ!!!!」と挫折し、ボスのパターンを覚えるなど攻略らしい攻略をはじめていったのでした。
そう、つまり挫折してからが本番。
ボスを知り攻撃を見切ったものだけがこの先へ進めるのだ。
というわけで、心を入れ替えVSグレモリー(2周目)
1周目はロバートの乱れ打ちでゴリ押ししましたが、今回は前作の記憶を総動員してヒット&アウェイで応戦。グレモリーはプレイヤーを追って移動してくるので、その法則と光球破壊、あと攻撃をちゃんと避けること!を徹底した結果、びっくりするくらいスムーズに勝てました。パターンを覚えてゲームと向かいあう感覚、楽しいですね!!
そして今は2周目ラスボスで積んでいます。
パターンを知るまでが長いけど、その分勝てた時は嬉しい。
よわよわゲーマーでもレトロな世界で興奮できる高完成度ゲーム、それがBloodstained: Curse of the Moon。
第一印象はこんな感じです。世界観とか音楽の良さとかはちょっと「ゲームが難しすぎてそれどころではない」って感じですね笑笑
とにかくストーリー制覇できるようがんばります
前作のCurse of the Moonの発売が決まった時、勢いでSwitch購入を決めた。あの頃はBloodstained: Ritual of the nightも楽しみにしていたし、その後スマブラにベルモンド参戦が決まるしで、ささやかながら悪魔城ファンをやっていた私には世界がひっくり返ったような変化の時期だった。その上Curse of the Moonもゲームとしてめっちゃ楽しくて、物語の展開に興奮して、8ビット風の音楽もかっこよくて、自分の中で完全に『好きなゲーム』となったのである。
というわけでワクワクしながらCurse of the Moon2を始めた。
きっと今回も熱い展開と音楽が私を待っているに違いない。
すぐにクリアして考察してやるからな!
今作1番嬉しいのはこの幕間アニメ。
前作、「彼らの道中が見てみたい…」と妄想が止まらなかったオタクには最高のサプライズです。
新しいキャラクター、新しいステージ、音楽!
楽しい
楽しいけど…
めっっっっちゃムズい
明らかに難易度が前作から上がっている。上がってるよね!?
とにかくボスが強い。ゴリ押しで進めない。あまりにもボスに勝てないので、ベテランモードで遊ぶのはそうそうに諦め、残機無限に頼りました。ステージギミックは根気強くやればクリアできるんですが、ほんとにボスが駄目! 現代の万人受けゲームに慣れてしまった若者にはキツイです!!!
まぁ1周目はよかったんですよ。なんとかクリア出来たんです。
でも2周目からボスがパワーアップする仕様でして(前作もそうでしたが)、1周目でゴリ押しで勝ってたツケがここに来て私の行く手を阻んでるのです……。
思えば前作も、斬月オンリーモードから「1人でボス相手にするのキッツ!!!!」と挫折し、ボスのパターンを覚えるなど攻略らしい攻略をはじめていったのでした。
そう、つまり挫折してからが本番。
ボスを知り攻撃を見切ったものだけがこの先へ進めるのだ。
というわけで、心を入れ替えVSグレモリー(2周目)
1周目はロバートの乱れ打ちでゴリ押ししましたが、今回は前作の記憶を総動員してヒット&アウェイで応戦。グレモリーはプレイヤーを追って移動してくるので、その法則と光球破壊、あと攻撃をちゃんと避けること!を徹底した結果、びっくりするくらいスムーズに勝てました。パターンを覚えてゲームと向かいあう感覚、楽しいですね!!
そして今は2周目ラスボスで積んでいます。
パターンを知るまでが長いけど、その分勝てた時は嬉しい。
よわよわゲーマーでもレトロな世界で興奮できる高完成度ゲーム、それがBloodstained: Curse of the Moon。
第一印象はこんな感じです。世界観とか音楽の良さとかはちょっと「ゲームが難しすぎてそれどころではない」って感じですね笑笑
とにかくストーリー制覇できるようがんばります
いま私は大学4年生である。
就活と学生生活の間を揺れ動くモラトリアム。
うちの私立大学は秋学期開始が早い代わりに春休みが長い。
1月の半分と2月3月丸々の休み。日数にして80日ほど。
もちろん学生らしくバイトしたり友人と遊んだりしたわけだけど、私は家にいる時間が長かった。稼ぎまくりたい願望もなかったし、陽キャでもなかったから。
で、1人で考える時間が増えた。
授業もなくバイトもなく友人と話すことも無く、まさに社会から隔たった場所で、1人で考える時間がだけが積み重なっていった。
元々考え事が好きな方ではない。それでも人間、社会との繋がりが薄くなり1人でいる時間が増えるともう、思考回路が社会生活してるときのそれとは全く異なってくるのである。
で、病みやすくなった。
将来が暗くて怖いものだと思うようになった。
自分の価値がわからなくなった。
こういう不安定な状態は、大学が始まると収まってくる。
毎日の出来事に忙しくなり、自分の価値なんて定義している場合ではなくなるのだ。
いま授業は全てオンライン。
しかも私の取っている講義は2つだけ。
大学に行くこともないし、週のうち90分ⅹ2以外は暇である。
(本当は就活あるしバイトもあるし他の用事もあるが)
つまり何が言いたいかと言うと、私はまだまだ春休みの中にいる。
説明会にいったり面接にいったり、就活しているときは社会生活を送っている思考回路になる。ただ何も予定のない日、一日中家で無為な時間を過ごしてしまった日などは、「本当にこの世界があるのか」とかなんとか考えてしまう。生きているのは本当は私だけで、周りの人間は全て虚像なのではないか。私は長い夢を見ているのではないか……等、哲学の使い古された問いみたいなものをふと考えてしまう。
社会生活は忙しいから、そんなことを考える暇がないのだろう。
それはある種救いである一方、この世間から隔絶された大学生だからこそ辿り着ける問いがあるというのは、なかなか面白いことではないだろうか。
春休みは病むから嫌い、と思っていた。
でもその浮世離れした思索は今しか手に入れられないものだと思うと、少し寂しい。もっと早くこの答えにたどり着いていたら、春休みの楽しみ方も変わっていたのだろうか。
就活と学生生活の間を揺れ動くモラトリアム。
うちの私立大学は秋学期開始が早い代わりに春休みが長い。
1月の半分と2月3月丸々の休み。日数にして80日ほど。
もちろん学生らしくバイトしたり友人と遊んだりしたわけだけど、私は家にいる時間が長かった。稼ぎまくりたい願望もなかったし、陽キャでもなかったから。
で、1人で考える時間が増えた。
授業もなくバイトもなく友人と話すことも無く、まさに社会から隔たった場所で、1人で考える時間がだけが積み重なっていった。
元々考え事が好きな方ではない。それでも人間、社会との繋がりが薄くなり1人でいる時間が増えるともう、思考回路が社会生活してるときのそれとは全く異なってくるのである。
で、病みやすくなった。
将来が暗くて怖いものだと思うようになった。
自分の価値がわからなくなった。
こういう不安定な状態は、大学が始まると収まってくる。
毎日の出来事に忙しくなり、自分の価値なんて定義している場合ではなくなるのだ。
いま授業は全てオンライン。
しかも私の取っている講義は2つだけ。
大学に行くこともないし、週のうち90分ⅹ2以外は暇である。
(本当は就活あるしバイトもあるし他の用事もあるが)
つまり何が言いたいかと言うと、私はまだまだ春休みの中にいる。
説明会にいったり面接にいったり、就活しているときは社会生活を送っている思考回路になる。ただ何も予定のない日、一日中家で無為な時間を過ごしてしまった日などは、「本当にこの世界があるのか」とかなんとか考えてしまう。生きているのは本当は私だけで、周りの人間は全て虚像なのではないか。私は長い夢を見ているのではないか……等、哲学の使い古された問いみたいなものをふと考えてしまう。
社会生活は忙しいから、そんなことを考える暇がないのだろう。
それはある種救いである一方、この世間から隔絶された大学生だからこそ辿り着ける問いがあるというのは、なかなか面白いことではないだろうか。
春休みは病むから嫌い、と思っていた。
でもその浮世離れした思索は今しか手に入れられないものだと思うと、少し寂しい。もっと早くこの答えにたどり着いていたら、春休みの楽しみ方も変わっていたのだろうか。
哲学の先生が勧めてくれた映画。
国際社会を理解するにはイスラエル問題を知っておくべきだ、と。
コメディだけどイスラエルの空気を感じられる映画です。
とある男がイスラエルで大人気のドラマの脚本に関わることになる話。
序盤からドラマの結末をどうするかが大きな問題として描かれている。
最終的に、なるほどそういう結末にするのか、と純粋に楽しめる話でした。
ロマンチックなら何でもいいという声がある一方で、アラブとユダヤのラブロマンスなんてありえないという声もある世界。ある意味この映画も「対立によって売れた」ものと言えるけど、その不安定な世界のリアルを全世界に発信した功績は大きいと思う。日本じゃ想像つかない世界だからね。仕事場行くのに銃を構えられて検閲を受けなきゃいけないなんて、本当に想像がつかない。
「そんな結末はスポンサーが望まない」という話に対して、「所詮よそ者だ」という主人公の返しがグッときました。
あわよくば吹き替えが欲しかった。以上です。
国際社会を理解するにはイスラエル問題を知っておくべきだ、と。
コメディだけどイスラエルの空気を感じられる映画です。
とある男がイスラエルで大人気のドラマの脚本に関わることになる話。
序盤からドラマの結末をどうするかが大きな問題として描かれている。
最終的に、なるほどそういう結末にするのか、と純粋に楽しめる話でした。
ロマンチックなら何でもいいという声がある一方で、アラブとユダヤのラブロマンスなんてありえないという声もある世界。ある意味この映画も「対立によって売れた」ものと言えるけど、その不安定な世界のリアルを全世界に発信した功績は大きいと思う。日本じゃ想像つかない世界だからね。仕事場行くのに銃を構えられて検閲を受けなきゃいけないなんて、本当に想像がつかない。
「そんな結末はスポンサーが望まない」という話に対して、「所詮よそ者だ」という主人公の返しがグッときました。
あわよくば吹き替えが欲しかった。以上です。