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日記、感想、オタ活・・・ごちゃまぜ雑多の物置蔵
ずっと「内定が一つもない」ことで、自分はほかの学生に比べてダメだとか世渡り下手だとか思っていたけど、今週やっと一つ内々定を頂けたのでその種の不安は消えてくれた。でもその会社は今のところ第3希望くらいだし、ギリギリまで考えて決めたい/まだ決めたくないという思いから、私はまだ求人を検索したり紹介サービスに登録したりしている。

まだ求人を探すのは、保険でもある。
今受けているところ全部が全部内定を出してくれたらそりゃもう就活終わり。
でも総落ちすることも視野に入れなくてはならない。勝ちたい気持ちは十分だけど、世の中思い通りに行くことばかりではないってことは、大学受験の時に散々学んだことである。落ちてから求人を探していたら手遅れだから、今やるのだ。

そんな気持ちで探しているので、新規求人へのエントリーは志望度が低い。だって保険だもん。
それでも就活と言うのは「御社が第一志望です」と言わないと進めない世界である。第一志望じゃないことを素直に言って許されるのは、説得力のあるトークを身に着けた人間だけだ。コミュ力のない人間は心を殺して嘘をつくしか生き残るすべがない。

ぼんやりした「自分」から、企業を受けるにふさわしい人間を作り出す。
始めの内は「だってこれが私だし」とちょっとおちゃめな部分も入れたりした。しかし相次ぐお祈りメールに「もっとそれらしいことを言わなければ」という思いが生じ、個人を殺すスキルがめきめきと伸びる。
面接の度に自分を作る。
面接の回答はもちろん真実だけど、それは「本音」ではなく「嘘は言っていない」だけのこと。
だんだん、就活をしている自分としていない自分が乖離してくる。
やりたいことがわからないまま、志望動機が書けるようになる。
そんなふわっとした就活をして、ふわっとした気持ちで入社して、幸せになれるのだろうか?
(そもそもふわっとした就活をしている人間は基本的に落ちる)


まぁ就活を批判する気はないですよ。
「やりたい仕事」が明確な人が成功し、「何も考えてない人」が路頭に迷う。
たったそれだけの非常に分かりやすい世界です。なにも不公平なことなんてない。
勉強した人が受かる受験と同じくらい、平等だ。

シンプル。
分かっちゃいけるけど、そのシンプルな世界の負け組でしかない私はいつも不安を抱えている。

求人検索だって疲れるし、エントリーシートをっくのはもっと疲れる。なにもしたくない、面倒くさい。遊びたい、就活終えたい。――でも今のままではいけない。
なにもしたくないけど、何かしないと不安。
そのジレンマに悩んでさらに消耗。
ひどい悪循環だ。でも就活生の方なら、共感いただけるのではないだろうか。


今年は新型コロナウイルスの影響で、選考スケジュールが遅れている。
雇用が減ってないだけマシと思っているし、6月が終わってもまだ求人があるのはありがたい。
ただ選考が遅れたおかげで、未来が決まらない不安はもっと長引いている。
まぁ大学受験を国公立後期まで受けてダメで結局3月に滑り止めの私立に決める、という行き遅れ進路決定をしてきた人間なので、就活も6月に内定で終わり!というモデルコースで歩めるとは露ほどにも思っていなかったのだけど。それでも本当ならいまやっていることは5月6月には結果が出ていたのだと思うと、時間を無駄にしたような、そんな気持ちである。

長くなったのでここで終わる。
そのうち梅雨が明けて晴れ間が続くように、私の進路も切り開かれますように。
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