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日記、感想、オタ活・・・ごちゃまぜ雑多の物置蔵
 昼夜問わず、平日も週末も、仕事のことばかりだ。
 とにかく忙しい。何をしても終わらない。

 先輩は言った。
 「今年のあなたの仕事は歴代みんな大変にしてた仕事。1年間きついと思う。」

 そんな仕事を野放しにしておくなよ…人員増やせよ…と思うけど、実際増えなかったので頑張るしかない。大変だからといって放り出すのは格好よくないもんね。

 その上別の仕事も増えて増えて、どういう理屈で業務が成り立っているのか理解するだけで時が過ぎていく。自分の仕事なのに把握できないのは情けないから、たとえ「難しい!理解できない!わからない!」とパニックになりかけてても、調べるのをやめないようにはしてる。今日も「あれ?なんでこっちの書類には記載があってあっちには無いんだ?書類作成の順番はこれであってるんだっけ??」と疑問が爆発して、「自分で1回チェックしてる書類のはずなのに自分が理解してないなんて…!」と情けないやら慌てるやらで精神状態はかなりよろしくなくなったけど、①とりあえずマニュアルを見る②疑問点を言語化できるようになったら先輩に聞く、の2段階対策でなんとか腹に落とすことができた。こんなことが1年間、なんども起こるんだと思うと勉強しなきゃなと思う。とにかく片付けなきゃいけないことばかりで勉強してる暇はない!とも思うけど、時間は作らなきゃ生まれない。腹を据えて取り組むしかないんだ。1度完全に理解しておけば、今後ずっと使える知識のはずだから。

 今月の残業時間が60を超えた。新記録。
 正直、もう自分の状態が正常なのか疲れが溜まってるのかわからない。一応毎日起きれるし普通に仕事してるつもりだけど、普段に比べてミスが多かったり情緒不安定だったりしているのかもしれない。最近は「なにもしたくない」と思うことが結構ある。悲しくて情けなくて泣いてしまうことはないけど、涙が枯れる代わりに心が涸れているのではないかと心配だ。
 単純に忙殺具合に慣れて、メンタルが鈍感になったというだけならいいんだけど。こうして仕事をこなしていくうちに些細な苦痛では動じなくなるんだろう。でも、それは良いことなんだろうけど、多感な心が鈍感に、ときめきが退屈になっていくっていうのは、感情だけで生きてる私みたいな人間にとっては、とても寂しい事だなと思う。

 いつまでも花を見て空を見て感動したいし、SFやファンタジーに興奮したいし、友達と語り合える尊さをかみ締めたいし、自分の世界を持ち続けたい。私が私であるために必要なことだと思うから。

 こんな状態で「休みたい」でも「辞めたい」でもなく「心を枯らしたくない」が最初に出てくるあたり、仕事に執着はないんだろうなと思う。そしてそんなことを思えるってことは、私はまだまだ多分大丈夫だ。


 まぁ現状はたしかにキツいけど、だからといって去年と同じ仕事をしていたかったなと思うことはない。「去年は良かったな。戻りたいな。」と思うことはない。なぜなら、今の方が「充実している」と感じるからだ。

 1年目、「先輩たちのやっている仕事に比べたら、私の仕事なんて遊びみたいなもんだ」と思っていた。今思えば別にそんなことはないし自信もって仕事やりゃよかったのだが、当時は先輩たちにも(全く会うことのない)同期にもなぜか劣等感を持っていた。同期は今頃私ができない仕事をめきめき覚えているんだろう、ここで頑張らなければ一人前になれない、頑張らなければ仕事をやらせてもらえない、と何故か思っていた。先輩はともかく、同期とは部署が違うんだから「私ができない仕事」をやっているのは当たり前なんだけど、当時はそれがなんか駄目だったみたい。もっと自分の仕事に自信と誇りを持て。あとコロナ禍とか人見知りとかまぁ色々と要因が重なってそんな心理になっていた。とにかく可哀想なほど悩んでいて、「頑張らなきゃいけないけど勉強はしんどい」と思う自分と折り合いをつけつつ、色々手を出していた1年間だった。

 その甲斐あってか、今はしんどい仕事を任せてもらっているし、後輩の指導係も2年目にして任命されている。「こいつにはまだ早い」と思われてはいないことはたしかだろう。
頑張った分、望み通りの責任と忙しさが手に入ったわけだ。だからかな、メンタルの落ち込み具合は去年より健康な気がするんだな。


 環境はすぐに変わる。来年の今頃、いやもっと先の未来でも、振り返った時、後悔のない2年目を送りたい。
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