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冬に耐えなくてもいい生活を送りたい人生でした…。
冬にしかできない遊びに片足突っ込んでみたり、積極的に冬の空を見たりして、どうにか冬を好きになろうとしてみたけど、しんどいものはしんどい。
来年は冬を越したくない。疲れた。
日が短いのと、寒いのと、特に朝が寒くて起きられないのが本当に辛い。寒いのに起きなければいけないことを思うと、仕事がとても憂鬱に感じる。仕事自体は平気なのに、「起きる」ことだけが酷く重荷だ。
私は自分が自然が好きな人間だと思っていたけど、季節の変化を受け入れられないくせに、よく言えたものだと思う。冬も愛せるようになりたいんだけど、どうしたってふとした瞬間に夏場の殺人的な日射とか入道雲が伸びる群青の空とかが脳裏に甦って、懐かしさに涙が出る。
年に1回くらい、どうしても冬が嫌で嫌で落ち込む日がある。今日はそれなんだろうな。もう寝ちゃうしか解決方法はないんだよな。幸いにも私はオタクだ。外に救いのない冬でも、2次元はすぐそこにある。関心を他に移せる。よかったね。
春が待ちきれない。
先週、急用があって昼間にバイクで走った時、日の暖かさと、畑の土の匂いが風にのってくるのを感じて、ああ春っぽいなと感動した。たったそれだけで、あまりにも救われたような気がした。前世は冬眠するタイプの動物だったのかもしれない。
それでも、折り合いをつけてやっていくしかないんだ。
いくら嘆いたって冬は終わらない。
たくましく生きるしかない。
冬はたしかに嫌いだが、冬に負けるのは癪だ。
嫌だ嫌だと嘆いてもめげずに生きる私を、私はかっこいいと思う。季節の変化を受け入れられなくても、憂鬱な気分を変えようとあれこれ奔走する力がある。何かを試みている。それだけで大したものじゃないか。今までも冬を夏と同じように生きることができたんだ。これからも出来ない道理はないはずだ。
私はよく「あれは夏だから頑張れた」と言うけど、冬は常に頑張ってるようなもん。それに、冬だからこそじっくり取り組めること、考えられることもあるだろうよ。季節の変化を感じ取ろうとするのはいいけれど、あまり振り回されないように。
たしかな装備と準備があれば、私は負けない。
明日も生きていこう。
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